2025年9月27日(土)14時から中央区保健所主催動物愛護特別講演会「人とペットの災害対策」~今日からできる!ペットと命を守る防災~が開催されました。
講師は昨年に引き続き、ペット災害危機管理士Ⓡ統括責任者 鈴木清隆がペット防災の第一人者として、現場の経験と最新の知見を交えながら講演を行いました。
【参加者と会場の様子】
セミナーには、区内在住・在勤の方を中心に50名が参加。参加者の内訳は、ペットを飼っている方はもちろん、飼っていない方やこれから飼育を検討している方も含まれ、多様な層が集まりました。中には昨年に続いて2回目の参加となる方もおり、防災への継続的な関心の高さがうかがえました。
また、拠点運営委員、中央区動物との共生推進員、中央区議会議員、大手民間企業の関係者など、地域や企業の代表者も多数来場。行政・地域・民間が一堂に会する場となり、ペット防災が社会的にも注目されていることを実感できるセミナーとなりました。

【セミナー内容】
講演では「ペット防災の基本」から「被災したペットの現状」「ペット同行避難」など、具体的な場面を想定した解説が行われました。今年はスライド資料を全面的に刷新。最新の災害事例や区内での取り組みを反映させ、昨年参加した方にも新たな学びや気づきが得られる内容となりました。
参加者の皆さんは、自分の大切なペットを守るため、メモを取りながら真剣な表情で耳を傾けていました。特に「夏や冬の留守中に災害が発生した場合の備え」や「在宅避難を選択する際の注意点」については、多くの方が関心を寄せていました。

【質疑応答と活発な議論】
質疑応答では時間いっぱいまで多くの質問が寄せられました。
・区内避難所でのペット保護スペースの設置状況
・飼い主が外出中に災害が起きた場合のペット対策
・高層マンションでの地震・停電時の対応
・ペット災害危機管理士Ⓡ資格の役割や取得方法
現実的かつ多岐にわたるテーマが取り上げられ、講師や保健所との意見交換も交えながら盛り上がりを見せました。防災への具体的な不安や疑問を解消できる貴重な機会となり、「今日からできることを実践したい」といった前向きな声も多く聞かれました。

【まとめ】
本セミナーを通じて、地域住民の防災意識がさらに高まり、ペットと人が共に安全に暮らすための一歩を踏み出すことができました。中央区におけるペット防災の取り組みは着実に広がっており、今後も行政・地域・専門家が連携しながら啓発活動を続けていくことが期待されます。これからもSAEグループは中央区のペット防災推進活動を支援して参ります。