2026年2月26日(木)、宮城県仙台市にある「仙台総合ペット専門学校」にて、ペット災害危機管理士®4・3級講座を初開催いたしました。
本講座は同校の学生を対象とした特別授業として実施され、受講生は合計53名。
午前の4級講座を統括責任者・鈴木清隆、午後の3級講座を一般社団法人全日本動物専門教育協会の栁澤先生の2名体制で実施しました。
【4級講座】— 自助・備えの重要性を学ぶ
午前9時より4級講座を開始。
ペットと暮らす者としての「自助」の考え方を中心に、災害の基礎知識、日頃からの備え、そして適正飼養と防災の関係性について、スライドとテキストを用いて学びました。
講座開始前に「防災に関心がある方はいますか」と問いかけたところ、挙手は1名もありませんでした。
多くの学生にとって、防災はまだ身近なテーマではないことがうかがえました。
しかし講座が進むにつれ、教室の空気は確実に変化していきました。
災害は特別な出来事ではなく、日常の延長線上にあること。
そして、ペット防災は専門職を目指す自分たちに直結するテーマであること。
学生たちは真剣な表情でメモを取りながら耳を傾け、防災を「自分ごと」として受け止め始めている様子が印象的でした。

【3級講座】— 避難行動と共助の視点
午後は3級講座を実施。
ここでは災害発生後の避難行動、同行避難の実際、避難所における課題、共助の視点など、より実践的な内容を中心に学びました。
将来、動物業界で働く立場として、災害時に何ができるのか。
専門職としての責任や役割についても具体的に共有しました。
講座終了時、再度「防災に関心がありますか」と問いかけたところ、今度はほぼ全員が手を挙げました。
開始時との大きな変化は、今回の講座の成果を象徴する場面となりました。
また、「これからの若い世代の皆さんが、今後のペット防災を支えていく存在になる」という話をした際、学生の皆さんの目が一斉に輝いたことが強く印象に残っています。
未来を担う当事者としての自覚が芽生えた瞬間でした。

未来を支える人材育成へ
今回の初開催を通じて、学生の中に確かな防災意識の種が蒔かれたことを実感しています。
ペット防災は、知識だけでなく、意識と行動が伴ってこそ意味を持ちます。
今回の学びが、将来現場に立つ際の判断力や責任感へとつながり、守られる命を一つでも増やす力となることを心より願っております。
今後も専門学校との連携を深めながら、次世代を担う人材育成に取り組んでまいります。

