災害級の暑さは過ぎたかもしれませんが、まだまだ厳しい残暑が続きます。
台風も遅れを取り戻すかのように続々発生し、残暑に加えて天候の変化にもしばらく警戒が必要なようです。
また、9月1日の「防災の日」もあり、防災への意識と関心が高まる今月を「ペットと考える防災月間」として、ペット災害危機管理士(R)からお届けしようと思います。
さて、昨今はペットの防災グッズなども非常に充実してきており、多かれ少なかれ自宅に準備してある、というご家庭も多いのではないでしょうか?
防災の日に合わせて防災グッズを確認したよ、という方もいらっしゃるかも知れません。
ではその中に、暑い時期に合わせた冷却グッズはどれくらいありますか?
電気を使わない冷却グッズを備えよう
例えば保冷剤。
冷凍庫で凍らせておくと、繰り返し使える便利な冷却グッズの1つでしょう。
災害時にもいつも通り使おうと考えているかもしれませんが、一度使うと再度凍らせるためには冷凍庫が必要になるため、電気が使えない場合には再利用は難しいですよね。
もちろん、停電からしばらくは冷たいままですからそれは使うとして、叩くと瞬間的に冷却される保冷剤を用意しておくといいかも知れません。
この瞬間冷却される保冷剤は、中身は硝酸アンモニウムと水の入った袋だそうで、この水の入った袋をパッケージの上から叩き割ることで、放出された水に硝酸アンモニウムが溶けだし、吸熱反応という化学反応が起こり、一気に冷たくなる仕組みとのこと。
ただし、持続時間はおおよそ1時間程度だそうで、長時間冷たさを保つことはできないようです。
使用後は冷凍庫で冷やすと保冷剤として再利用できるようですが、これは電気が使えるようになってからのこと。
避難所へ避難するまでの間や、特に気温が上昇する時間帯など、選んで使用するようにすると良いかも知れません。
未使用のまま3年間は保管できるようのなので、多めに備蓄しても良いかもしれませんね。
繰り返し使うなら冷感タオルも便利
水に濡らして振ると冷えるタオルなども、活用できるでしょう。
何度か振る作業は必要となりますが、水さえあれば何度でもひんやりさせることができます。
実際私も使ってみましたが、確かにひんやりしているので、首などに巻いておくと暑さを軽減できている実感が持てました。
犬や猫で使う時には、身体に巻き付けるように使ってもいいでしょうし、太い血管の通る部分を集中的に冷やすようにしても良いでしょう。
数日に亘って冷たさをキープ出来るグッズも
他にも、電気を使わずに数日間冷たさをキープできるクールマットが販売されています。
表は通常のアルミ板、その裏に「冷却板」という特殊な素材の板が張り付けられている製品で、水と併用することで、より冷たさを維持できるそうです。
ジェルタイプのクールマットは部屋の温度などの影響であまり冷えを感じないこともありますが、このクールマットはしっかりと冷えを保ってくれます。
飼い主の外出中に災害が起きて、どうしても数日間は自宅にペットだけがいる状態になってしまった時や、停電が長引いてしまった時に大活躍してくれそうです。
もちろんアルミ板タイプのクールマットが苦手な子では慣らす必要性があると思いますが、「電気」を使わずに冷たさをキープできる製品を活用するのは、暑い季節の避難には重要なこととなります。
飼い主さんたちの中には、自分たちにあった方法を色々と考え、日々実践し、結果をSNSなどで発信している方もいます。
色々と調べ、平時に試しておくことで、人もペットも慣れておくことができ、非常時に落ち着いて行動できるのかも知れません。
