寒気の南下によって真冬並みの寒さが1月いっぱいは続くとの予報が出ていて、
今週は関東から九州でも10度以下を下回る日が続いていますね。
この厳しい寒さの中、暖房器具が毎日フル稼働ではないでしょうか。
今回は暖房器具の使用にあたって、ペットと暮らす飼い主さんに注意してほしい点についてお話します。
温度・湿度の管理
犬猫達は、冷たい空気が溜まる床面の近くにいます。
私達以上に気温の変化に敏感になり、体調を崩しやすい季節です。
ペットが、日中は飼い主さんと一緒に暖房の効いた部屋で過ごし、夜寝るときは暖房を切った部屋で過ごす場合は要注意。
ペット用ホットカーペットなどを上手に使って、昼夜の温度差を少なくしてあげましょう。
また、暖房で空気が乾燥するようであれば、加湿器も併用して湿度のコントロールもしましょう。
ペットの感電事故に注意!
電気のコードやコンセントを噛んで、感電事故を起こす場合があります。
特に子犬や子猫は要注意!
万が一コードを噛んだ場合は、すぐにブレーカーを落とし、飼い主さんが感電しないようにゴム手袋をはめてから、コンセントを抜いて下さい。
意識を失っている場合はすぐに病院へ「緊急です!」と言って連絡を入れてください。
元気があっても、口の中やまわりを火傷していたりするので、必ず診察を受けるようにしましょう。
感電は冬以外でも通年起こり得ますが、冬場は電気ストーブやホットカーペットのコードが増えるので特に気をつけましょう。
ウサギやハムスターも同様に注意が必要です。
ホットカーペットによる低温火傷も注意!
火傷を見つけたら真っ先に行うことは、冷やすことです。
ビニール袋に氷水を入れ、赤く腫れているところを冷やしながら、動物病院へ運んでください。
火傷が広い範囲に渡るときは、できれば滅菌ガーゼで患部を覆いましょう。
脱脂綿は繊維がはがれやすいので避けてください。
低温火傷の場合は皮膚が真っ赤になり、毛が抜けたり、赤く腫れて水ぶくれになることがあります。
動物は被毛があるので発見しにくく、数日後に気づくということも。
お腹のあたりを注意してみてあげてください。飼い主さんの判断で薬やクリームなどは塗らずに、必ず動物病院を受診してください。
お風呂には極力近づけない
猫はお風呂の蓋の上も大好きです。
体重で蓋がずれ、湯に落ちて火傷をしたり、溺れたりしないように気をつけてあげてください。
携帯カイロ使用は目の届く範囲で
かじってしまい中身が出たり、密着しすぎて低温ヤケドの危険があるので、目の行き届く所で使用して下さい。
脱水症状にも注意
空気が乾燥する冬は、暖房のつけたままの部屋に1日中いる事が多いので、喉の渇きを感じていなくても水分補給を忘れずに!
コタツに長い時間入っていた猫は軽い脱水症状になっている場合がありますので、いつもより多く水をあげて下さい。
寒さが和らぐまでの期間、暖房器具を上手に使い、飼い主さんもペット達も毎日を快適に過ごしましょう。

執筆

佐藤 麻衣
一般社団法人全日本動物専門教育協会 家庭犬訓練士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 動物介在福祉士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認家庭犬訓練士教師
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認動物介在福祉士教師
長年動物の専門学校で教鞭をとり、犬のトレーニングや動物介在福祉活動などに従事。現在は大学や専門学校、国内初の官民協働PFI刑務所の職業訓練プログラムに於いて、トレーニング技術を教え、一般の飼い主に向けても資格取得に向けた講座やペット防災のための犬のトレーニングなど様々なセミナーで活躍。
