先週は長期寒波の影響で、広く大雪となり交通網にも大きな影響が出ましたよね。
今週も強い寒気が南下するそうで、各地で雪が降る可能性があるので注意したいところです。
年に数回も降らないような場所で雪が積もるようなことがあると、交通網はもちろんのこと、足元もいつ転んでしまうのではないかと、体に変に力が入ってしまい、いつも以上に疲れてしまいますよね。
でも、そんな中でも元気に散歩を楽しむ犬も多いのではないでしょうか?
もちろん、家から一歩も出たくない!と震えている子もいるとは思います。
実際我が家の犬は、雪が降り始めてからというもの「絶対外に出たくない!」と散歩を断固拒否するので、廊下や和室などを利用して運動するに留めています。
今回は、降雪時の散歩で注意すべきことや、雪を楽しんだ後に気をつけるべきことをご紹介いたします。
降雪時の散歩で注意すべきこと
まず、降雪時の散歩で注意してほしいことは、視界の悪さと音が聞き取りづらくなるという点です。
飼い主の視点でみると、雪が降るということは曇っているわけですから、それでなくても視界は暗くなります。
それに加えて、防寒対策で防止やイヤーマフなどをしていると、視界が狭まるだけではなく、音も拾いづらくなります。
自転車や車の運転手の視点でみてみると、特に雪に慣れていない地域では車の運転などに気を取られ、飼い主には気が付けても、その足元にいるであろう犬たちに気づくのが遅れる可能性があります。
雪が積もった後、晴れた日に歩くのも注意が必要です。
積もった雪で日光が反射され、予想以上のまぶしさを感じることでしょう。
歩いていても感じるまぶしさは、運転していても一緒だということです。
そのような時に散歩に出る時には、いつも以上に周囲に気を配り、いつでも犬を確保できるよう、リードを短めに持つことも必要なことかも知れません。
雪が積もった後は足元だけではなく、頭上にも注意が必要です。
屋根や木からの落雪は、時に怪我にも繋がる恐れがあります。
軒下や木の下からは少し離れて歩くことをお勧めします。
雪を楽しんだ後気をつけること
また、雪の中散歩に行くと、雪を食べちゃう子もいるかも知れません。
ふわふわ落ちてくる雪が珍しいのか、散歩で喉が渇いたから水分補給をしているのか。
理由は様々ですが、中にはお腹が冷えて便が緩くなる子もいるでしょう。
お散歩を終えて帰ってきたら、温めたタオルで体を拭くとともに、お水は室温か少しぬるいくらいのものを用意して、体の中から温められるようにしてあげると良いかも知れませんね。
特にシニア犬は、雪は楽しみたいものの関節を冷やすことで痛みが生じる場合も考えられますので、散歩から帰ってきた後で足を引きずるそぶりが見られたら、かかりつけの動物病院に相談するとともに、温タオルで関節を温めるのも良いでしょう。
雪国育ちの私からすると、過ぎた雪は面倒この上ないですが、めったに降らない地域では、困る反面わくわくする気持ちもちょっとわかります。
せっかくですので、無理のない範囲で安全に留意しながら雪を楽しんでみてはいかがでしょうか?

執筆

佐藤 麻衣
一般社団法人全日本動物専門教育協会 家庭犬訓練士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 動物介在福祉士中央委員会 中央委員長
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認家庭犬訓練士教師
一般社団法人全日本動物専門教育協会 公認動物介在福祉士教師
長年動物の専門学校で教鞭をとり、犬のトレーニングや動物介在福祉活動などに従事。現在は大学や専門学校、国内初の官民協働PFI刑務所の職業訓練プログラムに於いて、トレーニング技術を教え、一般の飼い主に向けても資格取得に向けた講座やペット防災のための犬のトレーニングなど様々なセミナーで活躍。

