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特定非営利活動法人
ペット災害危機管理士会共催企画
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SAEでは資格を取得した皆様、講座を受講している皆様のために、各資格講座で得られる知識にプラスして学び、実践できる技能に磨きをかけるサービス「動物セミナープラスワン」定期的に企画し、実施しています。このサービスは、SAEペットの資格 取得者ならびに受講生は無料で参加できます。

第8回目は「支援者として行動するためのこころがまえ」をテーマに、オンラインで特定非営利活動法人ペット災害危機管理士会との共同で開催いたします。

セミナー概要

被災地となった飼い主の住所地には、数多くのボランティアが訪れます。被災した飼い主のなかにも、ボランティアをおこなえる人はいるかもしれません。
ボランティアは「意志」という語源にさかのぼることができます。

しかし、現在、ボランティアとは「助けてあげたい」という強い意志の持ち主だけでなく、国、自治体、獣医師会から派遣されたなどの、なかば「行けと言われたから、仕方なく来た」という人まで混在する幅広い人々の集団です。
「人は支えたいけど、ペットまでは面倒見切れない」「ペットのことだけ助けたい」「なにもかもなげうって、被災飼い主と動物たちに尽くしたい」など、思惑も想いの温度も多岐にわたります。
被災者に対し、専門性だけを掲げて「猫の傷を治してやりにきただけ、犬を○○してやりにきただけ」という限局的で見下した視線で接すると、反感を生み、支援の現場は、混乱するばかりです。
これは、想いが強すぎる場合も同様です。
そして、被災地は、巨大な喪失の場であり、被災者各自の抱える悲嘆は、簡単に分類することも、推し量ることもできません。

そこで、当セミナーでは、被災者に、安易にかけてはならない言葉、支援者としてふさわしくない言葉遣いなどに触れます。
また、動物の専門家という枠組みを超えて、被災地に赴く際に必要な、普遍的な注意事項を考えます。
さらに、被災者が特異的に抱える「曖昧な喪失」とそれに対する有効なアプローチとされるロールレタリングについても提示いたします。

▼前回（2023/3/11開催）の動物セミナー+1「災害における行動心理 ～飼い主を救う「驚き」と「ペット」（講師：先崎仁思先生）の開催レポートはコチラ