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特定非営利活動法人
ペット災害危機管理士会共催企画
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SAEでは資格を取得した皆様、講座を受講している皆様のために、各資格講座で得られる知識にプラスして学び、実践できる技能に磨きをかけるサービス「動物セミナープラスワン」定期的に企画し、実施しています。このサービスは、SAEペットの資格 取得者ならびに受講生は無料で参加できます。

第7回目は「災害における飼い主の行動心理」をテーマに、オンラインで特定非営利活動法人ペット災害危機管理士会との共同で開催いたします。

災害時のペット同行避難が叫ばれて久しい今、私たちは避難の際、少なくとも、ふたつの心の壁に阻まれることがわかっています。
ひとつが飼い主自身の心が生み出す正常性バイアスなどの壁、もうひとつが、避難所などで出会う人々の心が生み出す壁です。
それらを考えるとき、飼い主は、気候変動のニュースに触れるたびに途方に暮れ、これからペットを飼おうとする人は、飼育をあきらめるかもしれません。

しかも、避難の原則は、自助なのです。
環境省が作成した「人とペットの災害対策ガイドライン」がなければ、「ペットを連れた飼い主」ではなく「ペットのいない人」として逃げたほうが純粋に正しい、という考え方も成立するかもしれません。

しかし、そこに疑問が残るのです。
「飼い主」という肩書を外し、ただの「人」になったその人は、ほんとうに生き延びられるのか、という疑問です。

災害心理学や愛他（利他）に関する比較行動学の研究を踏まえ、今日「３．１１」に、ペットとともに避難することの意義と意味を考えていきます。