望月ひろ子さん

-資格取得年月日-
【愛玩動物救命士】2014年9月10日

リソルライフサポート株式会社(RESOL)ライフサービス課にて、ペット関連の企画・営業を担当。
プライベートでは柴犬2頭“ぎんじろう”“ゆき”を連れて家族旅行三昧。

愛玩動物救命士を取得するきっかけは何だったのですか?

もともと私は愛犬家の1人で、愛犬と家族と一緒に年に2~3回は必ず旅行を楽しんでいます。弊社RESOLグループでは、リゾートホテル、シティホテル、ゴルフ場などの運営事業を行っていましたが、残念ながらペットと一緒に宿泊できる施設はありませんでした。弊社の会員様から多くのご要望があり、愛犬家である私がペット関連の企画を担当するようになり、RESOL直営「ペット&スパホテル那須ワン」を2011年1月にオープンしました。「柴犬の会」などのイベントをSAEより講師派遣のもと開催したこともあります。

愛犬家としても、これからの仕事にも、いのちある動物と接している以上は何かあったときに責任を持って対応ができないといけないと感じ、縁あってこちらの資格講座をご紹介いただき受講しました。

仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか。

“愛犬と心に残る最高の旅をしていただきたい”その思いから単なる宿泊だけにとどまらず、カヌー体験、ゴンドラ乗車体験、ワンちゃん用アクセサリーの手作り体験など、愛犬と一緒に楽しめる多彩なプランをご提案させていただいています。ご利用いただいたお客様から「今まで見たことの無いような愛犬の笑顔が見れた」「愛犬と一緒に思い出に残る貴重な旅ができた」などのお言葉をいただけた時が、この仕事の一番のやりがいですね。

大自然の中で愛犬と一緒にカヌー体験

愛犬と一緒に雪遊び

動物と接する中で心がけていることはありますか。

ホテルに来館されるわんちゃんは、長時間車に揺られて、慣れない環境に置かれるわけですから、普段は吠えないわんちゃんでも吠えてしまったり、粗相をしてしまったりするわんちゃんもいらっしゃいます。また、初めての愛犬同伴旅行の場合は、飼い主様ご自身も対応に戸惑われるケースも多いです。
愛犬とのプライベート旅行で得た経験に、愛玩動物救命士の受講で得た知識をプラスして、きめ細かいケアを心がけています。

愛犬と箱根へ

この仕事を通して一番伝えたいことはなんですか。

“動物と人との絆”です。愛犬と一緒に旅をすると、日常では感じることのできなかった新たな発見や感動があります。愛犬と一緒に旅をすることでペットに対する優しさや愛情が増すのはもちろんですが、同時に、飼い主様の人生もさらに豊かなものになります。
また、ホテル等の公共の場へ愛犬を連れて行くことで、飼い主様は普段以上に躾やマナーの重要さを考えることができますから、ペットと人が本当に共生できる社会の実現にもつながると思っています。

これからの活動や、今後の目標について教えてください。

ペットと人が豊かに暮らすための倶楽部in倶楽部「RESOLわんわん倶楽部」のメニュー拡大が目標です。愛犬家の方とわんちゃんに喜んでいただけるよう、ペットの一生をサポートする多彩なメニューをご提案していきたいと考えております。昨今はペットの高齢化による新たなニーズも出てきていますので、広くペットと人が豊かに暮らすために、微力ながら今の自分ができることを真剣に考え実行していきたいと思っています。

資格取得後のエピソード

ある日、私も夫も不在で、私が先に帰り玄関を開けたところ、”ゆき”が廊下で倒れていました。
よく見ると、頭に犬用オヤツの袋をすっぽりかぶっていて、驚いた私はオヤツの袋をすぐに外しました。顔を見たら、白目になり舌も長く外に出てしまっており、私はすぐに「このままだと死んでしまう」と感じました。

あまりの出来事に私の気は動転していましたが、とっさに、この愛玩動物救命士資格で学んだこと、SAEの救急救命実技セミナーの心臓マッサージ体験などを思い出しました。急いで台所から水を持ってきて犬の舌を湿らせたり、「ゆきちゃん!ゆきちゃん!」と必死に名前を叫び、応急処置を続けました。そして「夫に電話しなければ」と思い家の電話器まで走り、状況を説明していたとき、廊下で「犬のツメの音」がしました。急いで廊下に戻ると、なんと!ゆきちゃんが朦朧としながらも立ち上がっていました。私が触ろうと近寄ると、いつものようにしっぽを振ってくれました。涙がでました。

そして動物病院へ連れて行き、かぶっていた犬用オヤツの袋を持っていき状況を説明しました。検査したところ異常はありませんでしたが、獣医さんには「飼い主さんの責任ですよ」ときつくお叱りを受けました。

振り返ると、講座で勉強したことだけでなく、セミナーに参加して実体験をしていたことで、動転した中でも自然と犬の身体の構造を思い出して処置ができたような気がします。

ペットはただ家族の一員として可愛いがるだけではなく、人間とは違う動物なんだということを認識して、少しでも専門的な知識を学んだり、いざという時のために救急救命の実体験をしておくことで、より動物との絆が深まるとともに、尊い動物の命への愛情がさらに増すと感じています。

活躍する愛玩動物救命士

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