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蚊の季節到来<フィラリア駆虫薬の効果>

ペットの健康注意点<愛玩動物救命士>獣医師からのアドバイス

 

各地で桜の開花が始まり、日差しに春本番を感じる季節になりました。
まだ北風が冷たい日もありますが、家の網戸に早くも小さな蚊がとまっていました。

蚊を見かけると気になるのが「フィラリア」です。

いつからお薬を飲ませるのが良いのか、地域差がありますが、
飲ませ始める時期は、蚊を見かけてから1ケ月後から、
蚊を最後に見かけてからプラス1ケ月は服用させると言われています。
フィラリアに対する薬は、予防するものではなくて、駆虫する薬であるということ。

予防するならば、蚊に刺されない対策をするしかなくて、自然で散歩して生活しているならば、蚊に刺されてフィラリアに感染してしまうことは仕方ないです。
薬を服用すると、小さいフィラリアや未成熟のフィラリア(ミクロフィラリア)を殺す作用があり、その時点で駆虫しています。
たとえば薬を飲んだ次の日には、薬は代謝・分解されてしまって体内には残っていないので、その日に感染したものは、1か月後の投薬日に駆虫されます。

蚊が居なくなってから、プラス1ケ月または2ケ月後まで服用するのはそのためです。

薬剤を継続するのは、関東ですと、4、5月~11月7か月~8か月間(7~8回の投与)。
蚊が居なくなってからのプラス2か月間が大切と言われています。
というのはこのお薬は、フィラリアの子虫を殺すお薬で、5月1日に内服すると、1ヶ月前の4月1日からの感染を無かったことにします。そのために、9月くらいで薬剤の投与を終わりにしてしまうと、万が一、それ以降に感染してしまったフィラリア症を無効にできていないことになります。
それなので、「予防薬」というよりは「駆虫薬」「駆除薬」という認識が必要かもしれません。

「薬の投与」というと、飼い主さんの多くは毛嫌いしてしまい、蚊が居なくなったんだから内服薬の服用は止めたいと思ってしまうのも当然です。ただ、上記の理由で、蚊が居なくなった時期のプラス2か月、プラス2回分、愛犬にお薬を与えることが重要なことを覚えておいてください。今は、内服しやすいお肉タイプのお薬(チュアブル)も発売されています。おやつ感覚で投与でき、ワンちゃんも大喜びです。私の実家で飼育している犬は、12か月=12回の年間投与をしています。こうすればとても安全です。毎月1日、月初めに私が与えるのですが、引き出しを開ける音、パッケージを開く音に反応して、一目散に駆け寄ってきて、よだれを垂らしています。

「予防薬」と考えると、10月初旬に飛んでいた蚊は9月末の予防薬で対処できていると錯覚しますが、あくまで、「駆虫薬」なので、確実に10月末や、11月も服用しないと完全ではないと考えないといけないのです。
今は、犬の室内飼いが多く、ほとんどの犬が投薬されているので、都市部では、ほぼ感染しないかもしれません。薬を処方されておらず、フィラリアにかかった犬から吸血した蚊が、感染していない犬にうつすので、フィラリアの犬が居なければ、うつることは無いはずなんですよね。

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事務局スタッフの愛犬 マルチーズの親子
(手前「ひめちゃん」母 奥「ボン君」息子 お外だと仲良しで~す。家ではやんちゃ放題とか?!)

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