「愛玩動物救命士」は一般社団法人全日本動物専門教育協会が認定するペットの資格です。大切な動物たちを守るために、必ず役立つこの資格を通信講座で!

犬の足元を守る<犬用の靴は必要か>

東日本大震災の被災地を取材している愛玩動物救命士のレポートでは、瓦礫やガラス破片で足を切る犬が多くいたが、震災直後は開いている病院が少なく、傷の手当が十分にできなかったと話しており、当協会「動物の救急救命実技セミナー」では、災害時持出品に「ペット用の靴」を用意した方が良いと勧めています。

ただし、いざ履かせようとしても嫌がるだろうから、普段から散歩の数回に1回の割合で試用することが良いと思います。
口輪や靴など、いざという時にペットを守る用具を備えてあるなら、装着方法を何度か練習し、飼い主も犬も装着することに慣れておきましょう。

普段から犬の靴着用を好むことには、反対する意見も多くあります。
足を保護するためとはいえ、40度を超える高熱のアスファルトや、舗装状態の良くないところを散歩すること自体が、人間主体になっているのではないでしょうか。
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下記の災害救助犬のコメントにもありますが、犬は本来、足の裏で多くの情報を収集しています。
靴やブーツを履かせることにより、危険を回避する本能が衰えないともいえません。
あくまでも緊急用、災害用に履かせる靴として準備しておくことは良いと思います。

室内飼育が圧倒的に多くなり、散歩から帰宅したらまず犬の足を洗う方が多いでしょう。
散歩の回数が増えれば増えるほど、足を洗うことが多くなるのですが、石鹸などを使うと、洗い過ぎて皮膚が荒れることもあります。また、洗った後のすすぎや乾燥が十分でないと、湿疹になったりします。乾いた布で水分をふき取り、保湿クリームを人間同様使用すると良いですね。

災害時はもちろん、普段の生活の中でも、病気や怪我からペットを守ることは私たち飼い主の務めですが、足の洗浄が過剰になっていないか、犬種や年齢、持病によってもケアの方法が異なるので、是非かかりつけの獣医に相談してください。

 

今年8月に発生した広島土砂災害では84頭の災害救助犬が派遣され、大きな力になったそうです。過酷な災害現場で負傷する犬をみて、
「災害救助犬にも足を保護するブーツを履かせて」との声が寄せられました。
NPO法人日本レスキュー協会は、災害救助犬の足元について無関心でブーツを履かせていない訳ではないと話しています。
「犬は、足の裏で多くの情報を収集していると言われているため、その情報源を遮断してしまうと思わぬ事故を招くこともあり、ブーツの使用に関しては十分注意している。災害の現場では、ぬかるんだ倒木や瓦礫が点在するので、犬が滑ることも考慮して履かせていない。」

 

参考HP:NPO法人 日本レスキュー協会
災害救助犬(レスキュードッグ)とは、地震や台風、土砂崩れなど災害で行方不明になっている人を優れた嗅覚で捜索するために特別に訓練された犬。
日本レスキュー協会は1995年10月、メキシコ中西部沖地震(M7.5)に、翌年にはペルーナスカ地震に災害救助犬を派遣した。
日本の救助犬が海外に出動した初めてのケースとして各方面から注目を浴び支持されている。

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